シャンプー時の抜け毛!どこまでが正常?チェック法

毎日のシャンプーは、頭皮を清潔に保つために欠かせませんが、その際に排水溝に溜まる抜け毛の量を見て、不安になる方も少なくないでしょう。「こんなに抜けて大丈夫なのだろうか?」と心配になる気持ちはよく分かります。しかし、シャンプー時の抜け毛は、ある程度は誰にでも起こる自然な現象です。どこまでが正常範囲で、どのような状態になったら注意が必要なのか、そのチェック方法を知っておきましょう。まず、1日の自然な抜け毛の本数は、平均して50本から100本程度と言われています。このうち、シャンプー時には最も多くの髪が抜ける傾向にあり、1日の抜け毛の約半数から7割程度がシャンプー時に抜けるとも言われています。つまり、シャンプー時に30本から70本程度の抜け毛があっても、それが毎日続くわけでなければ、必ずしも異常とは言えません。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、髪の量や長さ、季節、体調などによって個人差があります。大切なのは、普段の自分の抜け毛の量を把握しておくことです。毎回厳密に数える必要はありませんが、「いつもより明らかに多いな」と感じる日が続くようであれば、注意信号かもしれません。抜け毛の本数だけでなく、その質もチェックすることが重要です。シャンプー後に排水溝に残った抜け毛をよく観察してみましょう。健康な抜け毛は、ある程度の太さとハリがあり、毛根部分(毛球)がマッチ棒の頭のように丸く膨らんでいます。しかし、細くて短い毛や、弱々しく力のない毛がたくさん混じっている場合は、ヘアサイクルが乱れ、髪が十分に成長しないまま抜け落ちている可能性があります。これは、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)の初期症状であることも考えられます。また、毛根の形がいびつだったり、毛根に白いネバネバした皮脂のようなものが付着していたりする場合も、頭皮環境が悪化しているサインかもしれません。シャンプー時の抜け毛チェックと併せて、洗い上がりの頭皮の状態も確認しましょう。頭皮に赤みやかゆみ、フケなどがないか、指で触ってみて過度な乾燥やベタつきがないかなどもチェックポイントです。

カテゴリー: AGA