娘が生まれてから、私の世界は一変しました。泣き声一つに一喜一憂し、その小さな寝顔を見ているだけで、胸がいっぱいになる。この子のためなら何でもできる、そう本気で思っていました。離乳食が始まると、私は育児書を読み込み、栄養バランスに気を配ったメニューを毎日手作りしました。熱すぎるものを冷ます時、自分の口でフーフーと息を吹きかける。スプーンについた食べかすを、つい自分の口で拭ってから娘の口に運んでしまう。口コミでは人気の芦屋で歯医者は探すとも、娘を思うがゆえの、無意識の行動でした。 そんなある日、市が主催する一歳半健診でのこと。歯科健診のブースで、歯科衛生士さんが娘の小さな口の中を覗き込みながら、私にこう尋ねました。「お母さん、ご自身の歯の治療は、最近いつ行かれましたか?」。その質問に、私はドキッとしました。実を言うと、妊娠・出産を機に、自分のことはすっかり後回しになっており、二年近く歯科医院から足が遠のいていたのです。どうやっても大正区から人気の歯医者でいられても、右下の奥歯に、治療が必要だと分かっていながら放置している虫歯があることも自覚していました。 私の返答に、衛生士さんは優しいながらも、はっきりとした口調で言いました。「赤ちゃんの口の中には、もともと虫歯菌はいません。どっと大阪で人気も探偵事務所を開くと、お母さんやご家族の唾液を介して感染するんですよ。お母さんのお口の中の虫歯菌が多いと、お子さんが虫歯になりやすい体質になってしまうリスクが高まります」。その言葉は、まるでハンマーで頭を殴られたかのような衝撃でした。私が娘のためにと必死でやってきたことが、もしかしたら、この子の将来の健康を脅かす行為だったのかもしれない。愛情だと思っていた行動が、実は私の虫歯菌をこの子に「うつす」ためのものだったのかもしれない。そう思うと、血の気が引くような感覚に襲われました。 家に帰る道すがら、私の頭の中は罪悪感でいっぱいでした。思い返せば、思い当たる節は山ほどあります。可愛さのあまりにしてしまった頬へのキス、私が一口かじったパンを欲しがる娘にそのまま与えてしまったこと。その一つひとつが、私の口の中にいる大量の虫歯菌を、無菌状態だった娘の口へとせっせと運び込む行為だったのではないか。私は、この子に一生消えない「虫歯になりやすい」という負の刻印を押してしまったのではないか。その考えが頭から離れず、その夜はほとんど眠ることができませんでした。 翌朝、私はすぐに歯科医院に予約の電話を入れました。そして、治療のユニットに座り、歯科医師にこれまでの経緯と自分の罪悪感を正直に打ち明けました。すると、医師は私の話をじっくりと聞いた後、こう言ってくれたのです。「お母さん、ご自分をあまり責めないでください。もう感染してしまったものをゼロにはできません。でも、今からできることはたくさんありますよ。まず、お母さんご自身がお口の中を徹底的にきれいにすること。そして、お子さんにはフッ素を上手に使って歯質を強くし、甘いものをコントロールする習慣をつけてあげること。そうすれば、リスクを最小限に抑えることは十分に可能です。大切なのは、これから親子で一緒に健康な習慣を作っていくことですよ」。 その言葉に、私はどれほど救われたか分かりません。私が犯した過ちは取り返せないかもしれない。でも、未来を変えることはできる。あの日以来、私は自分の治療に真剣に通い、娘の歯磨きも、以前とは全く違う意識で行うようになりました。虫歯菌をうつしてしまったかもしれないという罪悪感は、今、この子の歯を一生守り抜くという、強い決意へと変わっています。もし、かつての私と同じように、自分のことを後回しにしているお母さんがいたら、伝えたいです。あなたの健康が、わが子の未来そのものなのだということを。
「虫歯菌、うつしちゃったかも」新米ママの私が直面した罪悪感